ジャンプ+金曜日の人気連載漫画【タコピーの原罪】。
かわいらしい絵に反した激重展開から「話の重たいドラ〇もん」と話題になっています。
この記事では「タコピーはすでに何回もループしている?」を考察します。
第一話のタコピーと第七話のタコピーはなんか違う
第一話の六日目しずかちゃんと散歩に行った際、タコピーは
ハッピー星は訳あってぼくがしばらく星に帰れないっピから、今すぐには行けないけど…
と述べています。
その直前に「しずかちゃんをものすごい笑顔にしてみせるっピ!」と宣言したタコピーは、ハッピーにするために必要なハッピー道具がたくさんあるハッピー星にしずかちゃんを招待すると言っています。
そう。この際のタコピーの言葉は「招待したい、けどちゃんと訳があってまだ呼べない」と言っているんですね。
では第七話ではどうかというと、
そういえばなんで星に帰れないんだっピっけ
タコピー、何故帰れないのか分からなくなっているのです。
チャッピーが連れていかれてしまうまでの6日間をタコピーは101回以上繰り返しているので、最低でも地球時間で606日、約1年半程度経過しています。
確かにそこそこの時間経過ではありますが、その時間で帰れない理由を忘れてしまったというのは正直ちょっと不自然です。
これはもっと長い期間が立っているのでは?
「ピ」と話すときとそうじゃないときがある
タコピーの特徴は「っピ」という話し方。基本的には自分の心の中でもその話し方をしています。
でも。そうじゃない話し方をしているときがあるのです。分かりやすいのは第一話の7日目。しずかちゃんが死んでしまったとき。
死んだ?なんで?なんでなんで?なんで死んだ?
掟 あれを破ったから
あまねく宇宙において死は等しく平等に定められ覆す手段は存在しない
いかなる叡智の道具であっても死者を蘇らせることは適わない
ハッピー星より着陸7日 太陽系第三惑星”地球”
知的生命体”人間”
きみたちの言葉で自ら命を絶つことを”自殺”というらしい
なぜそんな行為が存在するのか
なぜ君が自殺をしてしまったのか僕にはわからない
このあたりのタコピーは分かりやすく口調が違います。
コマごとの時間が実はごちゃごちゃ?
口調が違う理由を「時系列の違うタコピーが話しているため」と置くと、個人的にはすっきりすると思っています。
「っピ」と話すときとそうじゃないときですね。
そして重要なのが「ループしている」可能性。
タコピーは同じ日々を何度も何度も繰り返していて、私達がみている「タコピーの原罪」の物語はその繰り返した日々を切り貼りしたものなのではということです。
チャッピーが死なない様にするためのループもや、まりなちゃんが死んじゃってからの期間もまるっと含めてループしているのではと思います。
そして同じ話数の中でもコマが違うと日にちが違うということがある気がします。
大ハッピー時計
第七話でタコピーが話していた「大ハッピー時計」。これを使うといつでもどこでも時間旅行が出来る優れものだそうです。
でも使えないというタコピー。理由はハッピー星に帰れないからというものでした。
大ハッピー時計使用後の世界が2話以降?
タコピーの原罪は話数、さらにいうとコマごとに時系列を変えることで話を複雑にしているのではと思っています。
私の予想では第一話は本当に、本当に最初タコピーがしずかちゃんに出会った際の物語。
つまり真の意味で一回目です。
一回目でも今回と同様にまりなちゃんが死んでしまい、大ハッピー時計を使ってさらにやり直したのではないでしょうか?
そして大ハッピー時計には使用の際の制限?があり、記憶が吹き飛んでいる…みたいな。
大ハッピー時計を使っても変えられない、自分がやってしまった罪は変えられない、そんな悲しい物語なのではと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「タコピーの原罪の違和感は時系列順に話が進んでいないからでは?」という考察でした。
ここからさらに話が加速して情報が開示されるといいですね!