ジャンプ+の人気漫画「タコピーの原罪」。かわいい絵と裏腹の衝撃展開の数々から「話が重たいドラ〇もん」と話題になっています。
今日はそのタコピーの原罪のタイトルにもなっている「タコピーの原罪」とは何か?について考察していきたいと思います。
- 「原罪」の定義
- タコピー自身の罪
- ハッピー星人の罪
「原罪」の定義
一般的に「原罪」と言った場合に提示される定義は二つあります。
1つめは「アダムとイブが最初に起こした罪」。
【神様の言いつけを守らずにリンゴを食べて知恵をつけてしまったこと】を指す場合です。
2つ目は「罪を犯して知恵をつけてしまったこと」。
これは罪を犯したアダムとイブの子孫である我々は全てその「原罪」を背負っていることを指す場合です。
タコピー自身の罪
タコピー自身の罪。
これはストレートに「まりなちゃんを殺してしまったこと」です。
最初に犯した罪。
しずかちゃんを助けるために、幸せにするために、一度犯してしまった罪からどんどん罪が重なっていく。。
その最初のすべての原因になってしまった罪を「原罪」と言っている説です。
ハッピー星人の罪
ハッピー星人の罪。
それは「幸せでなければいけないという価値観」です。
地球人である私達が「知恵」という原罪を持っているように、ハッピー星人は「幸せ」という原罪を持っているのではないでしょうか。
「幸せ」が不幸の連鎖を呼んでいる?
タコピーは常にしずかちゃんの幸せを願い、幸せにするために行動しています。
まりなちゃんを殺してしまったのも、タコピー自身がまりなちゃんを「怖い」と感じながらも、どうしてもしずかちゃんを助けたかったからと一生懸命勇気を出して守ろうとした結果です。
タコピーはしずかちゃんを助けるためにちゃんと行動しています。
それは間違いないことです。
でも…結果的にどうでしょうか?第一話よりもしずかちゃんは笑うようになりましたが、ほかの人は…どうでしょうか?
全員が幸せになるということは多分あり得ない。
「彼方立てれば此方が立たぬ」ということわざがありますが、全員が「幸せ」というのは現実的には難しいのです。
まりなちゃんのお母さんとしずかちゃんのお母さんが同時に幸せになるのは、少なくとも現代日本の考え方では難しい。
某Fate ZEROの切嗣父が「誰かを助けるということは、誰かを助けないということだ」と言っていましたが、この話の展開はそれを思い出させます。
「誰かを幸せにするということは、誰かを不幸にすることだ」と言ってもいいかもしれません。
今後の展開予想
原罪の意図が「タコピーの原罪」だった場合は、ここから描かれるのはタコピーが良心を痛めながらも、しずかちゃんのために罪を重ねていくところだと思います。
もし逆に「ハッピー星人の罪」だった場合は、「しずかちゃんが幸せになれるなら他の人はどうでもいいッピー!(意訳)」といったサイコ展開になると思います。
ちなみにハイブリッドで【良心を痛めながらもハッピー星人の原罪には抗えないサイコ展開】という展開もあり得ます。そうなったらジャンプ+屈指のうつ展開になりそうですね。
うーん!どれも面白そうで苦しいです!(褒め言葉)
まとめ
いかがだったでしょうか?
明るいタコピーが抱える原罪は一体何なのか?この先の展開がどうなっていくのか?
皆さんの考える「原罪」があればコメント頂ければ嬉しいです。