ジャンプ+金曜日の人気連載漫画【タコピーの原罪】。
かわいらしい絵に反した激重展開から「話の重たいドラ〇もん」と話題になっています。
この記事では「東君に父親はいない?」を考察します。
東君に父親はいない?
東君のお父さんは離婚などが理由でいないと思います。
いないと考えられる根拠は2点です。
- 東君が明らかに愛情不足でマザコン
- 兄の弟への愛情が深すぎる
東君が明らかに愛情不足でマザコン
東君は控えめに言って愛情不足のマザコンです。
そして話の中で「お父さん」が出てくることはありません。
「家族がみんな医者なんだからお前も医者になるんだぞ!!」
という古典的な圧力シーン。両親から圧力をかけられそうですが、東君の話では一切その描写がありません。おやつをお預けして圧力をかけるのはお母さんだけです。
東君の愛情不足は父親不在が原因?
幼稚園の時点でお母さんしかいかいません。幼少期の「親」は子供にとっては全てです。
その幼い時期に「父親不在」であれば、東君にとってのすべては「お母さん」になってしまいます。
東君、大人びた言動をするので忘れがちですがまだ小学4年生。
たったの10歳なんですよね…。その時期にあのお母さんの圧は辛い。
兄の弟への愛情が深すぎる
お兄ちゃんの潤也。最初から一貫して東君の味方をしてくれます。
衝撃的なのは【第十話:東君の救済】
なんでも聞くから
テストの点がどうとか関係ねーーんだよどうでもいいんだそんなことは!
わかんないことだろうが悩みだろうがなんでも言っていいし
聞きたいよ俺は!お前は俺の弟なんだから…!
マジで聖人でした。「でも本当は嫌な奴かも!」と疑ってごめんね潤也…。
東君のイメージした罵倒はある意味常識の範囲内
こういってはあれですが、十話冒頭で東君がイメージした潤也からの罵倒は普通にあり得る範囲の内容だと思います。
小学生が起こした殺人事件。しかも舞台は北海道の田舎町。
正直なところ加害者家族のプライバシーが保護されるとは思えません。
マスコミが押し掛けてセンセーショナルに報道されることでしょう。
お前のせいで何もかも台無しだよ
母さんの病院も俺の将来も!!
実際お母さんの病院は臨時休診になっていますし、噂話が多数囁かれていることが分かる描写もありますね。
潤也はそうなるのを分かっていたはずです。
潤也は全て理解したうえで東君の味方
潤也は物語上でも優秀なことが語られていますし、東君が書いていたノートの内容も見ています。
少なくとも事件に関係があるところまでは理解したうえで話を聞いて味方しているのです。
潤也のそれは父性
潤也の行動は弟への愛情を正直超えていると思います。
どちらかと言えば「父親」といった感じがあります。
恐らくですが東家にはお父さんがいないので、お母さんと歳の離れた兄の潤也で「直樹」を育てていたのではないでしょうか。
お母さんは夜勤もあるので基本的には直樹の面倒は潤也がみていたのではと思います。
ほとんど父親。だから潤也からの愛情には父性を感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
東くんの家庭環境が人格形成に大きくかかわったのは言うまでもありません。
少なくともいいお兄さんがいてほっとしました…。
大変な状況ではありますが出来ればお母さんとの関係も修復してハッピーになってほしいですね!